おしゃぶりのメリット・デメリット いつからいつまで使用するの?

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おしゃぶりをしている赤ちゃんは見ていて可愛いですが、おしゃぶりをしていると赤ちゃんに良くないのではないかと心配になる方がいるかもしれません。おしゃぶりをしていると歯並びが悪くなるとも、よく聞かされます。今回はおしゃぶりのメリット・デメリットについて、また使用するときはいつからいつまで使えばいいのかご説明します。

おしゃぶりとは

みなさんご存知かと思いますが、おしゃぶりとは乳首のような形をしていて、赤ちゃんの口に咥えさせる育児用品です。赤ちゃんは、産まれた直後はほとんど目が見えないため、乳首の場所が分かりません。そのため、母乳を飲むために口に触れたものを無意識に吸う「吸綴(きゅうてつ)反射」が生まれつき備わっています。赤ちゃんは母乳を吸う行為によりリラックスを促すホルモンが分泌されます。おしゃぶりは母乳を吸っていないときでも、赤ちゃんに吸う行為をさせてリラックスさせるため使います。

おしゃぶりは吸う行為をさせて赤ちゃんをリラックスさせるための物なので、必ず必要なものではありません。おしゃぶりを嫌がる赤ちゃんもいて個人差があります。

また、おしゃぶりをあげなくても、指しゃぶりをする赤ちゃんもいます。指をしゃぶることでおしゃぶりと同じくリラックス効果がありますので、指しゃぶりをしていても無理に辞めさせない方が良いでしょう。

おしゃぶりのメリット

それでは、実際におしゃぶりを使うとどのようなメリットがあるのでしょうか。主に4つあげられます。

  • 機嫌が良くなる
  • 指しゃぶりがなくなる
  • 鼻呼吸の矯正になる
  • 乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防になる

機嫌が良くなる

やはりおしゃぶりの一番のメリットは赤ちゃんの機嫌が良くなることです。おしゃぶりを吸うとリラックスするホルモンが分泌されるため赤ちゃんの機嫌がよくなります。ただし、寝かしつけるためにおしゃぶりを使うことは出来るだけ控えてください。詳細は「おしゃぶりの注意点」で後述します。

指しゃぶりがなくなる

生後6か月までは吸啜反射があるため、おしゃぶりをあげないと代わりに指をしゃぶります。赤ちゃんは家の中でもいろんな物を触るため、指には細菌がたくさんついています。きちんと清潔に保ったおしゃぶりを与えると指をしゃぶる必要がなくなり、衛生的にも安全です。

鼻呼吸の矯正になる

おしゃぶりをすることによって口が塞がれますので、必然的に鼻呼吸になります。口呼吸だと乾燥して細菌が入ったり、虫歯になりやすくなります。口呼吸になったら、矯正する必要がありますが、おしゃぶりを使うことで鼻呼吸に慣れて、口呼吸を矯正する必要もなくなります。

乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防になる

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは、赤ちゃんが眠っている間に原因不明で突然亡くなってしまう病気のことを言います。確率は、10,000人に4人の確率で起きます。原因はいまだ明確にされていませんが、主に赤ちゃんのストレスと言われており、おしゃぶりによってストレスを軽減することが出来ます。アメリカ小児科学会の研究結果によると、おしゃぶりをする赤ちゃんは、おしゃぶりをしない赤ちゃんに比べて、乳幼児突然死症候群(SIDS)の死亡確率が3割ほど少なくなるそうです。

おしゃぶのデメリット

次におしゃぶりのデメリットについて説明します。おしゃぶりのデメリットは大きく分けて3つに分かれます。

  • 2歳以降使っていると歯並びが悪くなる
  • 急性中耳炎になる可能性が高まる
  • 使いすぎるとやめ時が分からなくなる

2歳以降使っていると歯並びが悪くなる

最初の乳歯が生えてくるのは、成長が早い赤ちゃんで2歳頃になります。その頃までおしゃぶりを使っていると、吸う力によって歯並びが悪くなってしまします。ただ、小さいころは吸啜反射によって必然的におしゃぶりや指を吸いますが、歯が生えてくるまでにおしゃぶりを卒業すれば、歯並びに影響はありません。

中耳炎になる可能性が高まる

おしゃぶりを使うと鼻から耳に細菌が流れやすくなり、中耳炎になると言われています。2008年の研究結果ですが、おしゃぶりを使わない子が中耳炎になる確率が約20%なのに対して、おしゃぶりを使うと中耳炎になる確率が25%になってしまうそうです。

使いすぎると止め時が分からなくなる

赤ちゃんは物事を関連して覚えると言われています。そのため機嫌が悪い時に毎回おしゃぶりを与えられると、機嫌が悪い時はいつもおしゃぶりを与えられると思ってしまいます。毎回おしゃぶりを与えていると、いつおしゃぶりを卒業すればいいか分からなくなってしまいます。

おしゃぶりの注意点は?

ここまで、おしゃぶりのメリット・デメリットを説明してきました。私の考えでは、出来るだけおしゃぶりの利用をおすすめしていますおしゃぶりのデメリットもありますが、基本的におしゃぶりを長期間使わなければあまり問題になりません。また、おしゃぶりによって赤ちゃんの機嫌が良くなることがママ・パパの大きな助けになると思います。

ここで、おしゃぶりを使用するに際して、2つ注意すべき点があります。

  • 寝かしつけには出来るだけ使わない
  • 頻繁に使用するのは避ける

寝かしつけには出来るだけ使わない

赤ちゃんの寝つきが悪い時におしゃぶりを与えたい!と思うかもしれませんが、出来るだけ寝かしつけに使用するのは控えましょう。赤ちゃんは物事を関連付けて覚えます。そのため、赤ちゃんの寝つきが悪いからといって、寝るときにおしゃぶりを与えると、おしゃぶり=寝るときに与えられるものと覚えてしまいます。その結果、おしゃぶりがないと寝れなくなってしまい、おしゃぶりの卒業時期が遅くなってしまいます。

頻繁に使用するのは避ける

こちらは、なんとなく想像つくかもしれませんが、機嫌が悪くなるたびにおしゃぶりに頼っていると、逆におしゃぶり無しで赤ちゃんの機嫌を抑えることが出来なくなります。また毎回使用していると、おしゃぶりのデメリットである、「中耳炎になりやすくなり」、「おしゃぶりの止め時が分からなくなってしまいます」。毎回使うのではなく、本当に機嫌が悪い時や泣き止まないときに使用するようにしましょう。

また、おしゃぶりを与えると手がかからなくなることが多く、赤ちゃんとのコミュニケーションが疎かになる恐れがあります。発育上の観点からも、常時使用するのは控えましょう。目安としては1日3時間未満を心がけましょう。

おしゃぶりはいつから始めればいいの?

おしゃぶりを始める時期ですが、母乳で育てる方と、ミルクで育てる方で時期が異なってきます。まず、ミルクで育てる方ですが、おしゃぶりは産まれた時から使用しても問題はありません。一方で、母乳で育てる方は生後1ヶ月を超えた頃からのおしゃぶりをおすすめしています。今日の技術はかなり進歩しているため、おしゃぶりは赤ちゃんにとって吸いやすい構造になっています。そのため本物の乳首に慣れる前に吸いやすいおしゃぶりを与えてしますと、乳首を吸うのを嫌がる恐れがあります。そのため、ちょうど乳首を吸うのに慣れる1ヶ月頃を目安におしゃぶりを始めると良いでしょう。

おしゃぶりはいつまで使っていいの?

他のサイトには、平均2歳くらいまで使用していいと記載されていますが、私の考えでは1歳までにおしゃぶりを完全に卒業すべきだと思います。そのために6ヶ月~10ヶ月から少しずつおしゃぶりの使う機会を減らすことをお勧めします。その理由は主に3つあります。

  1. おしゃぶりをすぐにはやめられない
  2. 吸啜反射がなくなっていく
  3. 赤ちゃんの発達の機会を失う

おしゃぶりをすぐにはやめられない

おしゃぶりは赤ちゃんの機嫌が悪い時に使うと思いますが、いきなりやめると赤ちゃんの機嫌がさらに悪くなります。特に寝かしつけるためにおしゃぶりを使用している場合は、おしゃぶりがないと寝れなくなってしまうため、おしゃぶりの卒業に長期間必要になります。おしゃぶりを使用する期間が長引くと後述の「3.赤ちゃんの発達の機会を失う」恐れがありますので、少しずつおしゃぶりを使う回数を減らしていく必要があります。

吸啜反射がなくなっていく

生後6ヶ月頃より少しずつ離乳食が始まり、母乳の量が減ってきます。それに伴い、赤ちゃんの吸啜反射反射も少しずつ無くなっていくこの時期がおしゃぶりを卒業する時期の目安となります。

赤ちゃんの発達の機会を失う

成長が早い赤ちゃんは1歳から言葉を話し始めます。しかし1歳になってもおしゃぶりを使っていると、口が塞がっているため、言葉を話すことができません。せっかく赤ちゃんが言葉を話そうとする機会を失ってしまうため、1歳頃を超えておしゃぶりを使うのは発育上の観点から良くありません。

以上の3つの理由から完璧におしゃぶりを1歳までに辞めるには、6ヶ月~10ヶ月の間に少しずつおしゃぶりの使用回数を減らしていくことが大切になってきます。

まとめ

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